暖かい地域ではススキの穂が出るころがタネまきの適期です。ピートバンや播種箱に清潔な土を入れ、タネが重ならないように薄くバラまきにしてタネが隠れる2mmほどの土をかぶせたっぷりと水やりします。発芽まで涼しい場所で管理すると約1週間で発芽します。本葉が2~3枚になったころ、肥沃で水はけのよい清潔な用土で小鉢に植え替えます。小鉢での水やりは乾かしぎみにします。植えつけは1㎡当たり完熟堆肥約3kg、化成肥料約30g(約1握り)、苦土石灰約100gほどをすき込み株間は約30cmでやや浅植えにします。茎をかたく、花つきをよくするために春先にリン酸とカリ分の多い肥料を与えます。寒い地域では霜のおそれがなくなったころ、春まきにしますが、生育期間が短いので主に直まきにして早く株を大きくします。