一つのコンセプトを長く大事にするJamisですが、実際の技術、素材、そして考え方は、その時代の最高のものを選びます。
代表的なのは、カーボンバイクの生成技術であるNear-Net SPV。カーボン繊維とレジンをよりよく融合させ、パイプの内側すらも滑らかに仕上げるこの技術は、極限までの軽さと求めるしなやかさを、無駄なく実現できるJamis独自の技術です。
また設計自体も、造る側ではなくそれに乗るサイクリストの求めるものを一番に考えています。それを体現するのがSST(Size Specific Tubing)と呼ばれるJamisの独自工法です。これはフレームサイズごとに使用する素材のパイプ径と肉厚を変え、サイズが違っても同じ乗り味を味わえるというこだわりです。
単にフレームサイズに合わせた縮尺で各素材の長さを変えると実際の乗り味は、小さければ固く、大きければ軟らかくなりがちです。それを防ぎ、サイズが変わっても同じ最高の乗り味となるよう、細かく異なる素材を使ってフレームは、一台一台ハンドメイドされています。
すべての技術的なこだわりは、乗り手のためのもの。広告に「最先端」の文字を踊らせるためではありません。ブランドイメージではなく、実際の乗り心地で選んでもらうために。それが、自転車専門誌の目の肥えた編集者たちの「エディターズ・チョイス」自分が乗りたいバイクとしてJamisのモデルを、いくつも、何度も、選んで頂いている一番の理由なのかもしれません。